nezmizm. PROFILE




nezmizm.(ネズミズム)


30 年間独学で絵を描く。

モチーフの移り変わりはこちら。

4コマ漫画 → じいさん → カワウソ → クマネズミ。


今はクマネズ達が明るく生きていけるようネズミ画に尽力。

(制作活動は主に依頼)



2020 グループ展(広島福屋本店)

2021 グループ展(広島福屋駅前店)




STORY

ー 私がネズミを絵描く理由 ー




『彼ら』との出会いは、昔お世話になっていたとある飲食店。

私はそこで責任者を任されていた。



まあ出会いはとても唐突だね

ある閉店後の夜、こぶしよりもひと回り半ほど小さな茶色い塊が配線レールの上を

駆け抜けていった。


どこから来たのか『クマネズミ』である。




クマネズミ

学名Rattus rattus

体長:200mm 程度(シッポ込)

体重:150~200g



人間としては居てほしくない害獣。

もちろん飲食店の責任者としては選択肢などなく、お店のため当然駆除に取り掛からなければならない。


ある時は「真紫の殺鼠剤ご飯」を仕掛ける。

ある時は「粘着ネズミ捕りシート」を仕掛ける。

ある時は「嫌な音で追い出せ!超音波マシン」を仕掛ける。



気になる結果はこちら!


↓真紫の殺鼠剤ご飯

ひとつも手を付けた形跡がなく、代わりにお店の商品である

フライドポテトの食べかけが馬鹿にするように置いてあった。


↓粘着ネズミ取りシート

粘着部分を歩いた形跡はひとつもなく、

そのシートの横でのんびりしたような跡とさらに追いフンがされていた。


↓嫌な音で追い出せ!超音波マシン

普通に効かない。




・・・全く駆除に至らず日々奮闘する私。

そしてある夜、とうとう衝撃の出来事が起こってしまった。


私は閉店後に40 席近くあるお客様の席の一つを借り、スタッフのシフトを作成していた。

もちろん店内には誰もいない。

この日はいつも以上にシフト作成に手こずってしまい、小腹も空いた事もあって私は

近所のコンビニへ行く事にした。

適当に食べ物を見繕い私はコンビニを後にした。


その間約10 分。

帰って我が目を疑った。


40 席近くある中で、

私がさっき座っていた椅子にだけ「出来立てのネズミのフン」があったのだ!

そして続けざまに衝撃の出来事が起こった!



・・・あれ、なんか可愛いなあ


なんと私は笑っていたのだ。

ちっとも怒らずに。





そんなクマネズミのいたずら根性にすっかりやられてしまった私は、それからは見かける度に

微笑む日々(飲食店責任者としてあるまじき行為)。

ともなれば、昔から絵を描いていた私が『クマネズミ』をモチーフにするのは

時間の問題だったのである。



・・・そして現在に至る。

まあそんなこんなで害獣クマネズミをあえてPOP に描いています!(今のところ約10 年!)

彼ら共々うちの『ネズミ画』をどうぞよろしくお願いいたします!!



nezmizm.

(まだまだたくさんあるクマネズエピソードはまたの機会に)